ベンチャー企業でライターとして働くのは危険かも…アルバイトは会社の駒…売上がなかったら即日解雇!

約1年間、ベンチャー企業で美容・健康ライターとして働いていました。
アフィリエイト商品を紹介する記事を書いて、その売上で利益を出していこうとする部署に配属しました。
雇用形態はアルバイトで、地域の最低賃金で雇われていました。
求人広告には1ヶ月で時給アップ!入社4ヶ月目の給与例は○○円!みたいな広告がありましたが、半年間ずーーーっと最低賃金のままでした。
別に勤務態度が悪かったわけでもなく、しっかり仕事してましたし、割と社員さんから評価されていたほうだと思っています。
まあ売上がなかったからしょうがないけど、出来もしないことを求人広告に書かないでいただきたいですね…
有名な企業ではないベンチャー企業で、ライターとして働いていて疑問に思った点を書いていきます!
目次!
すべてが探り探りでずっとフワフワしている
ぼくが働いていた会社はすべてが探り探りで、ずっとフワフワしていました。
アフィリエイトのノウハウや、検索上位になる記事の書き方とか教えてくれるのかと思いきや、そんなものは全くありません。
入社当初は未経験のライターにとにかく記事を書かせて、記事ができあがったら公開、また次の記事を作成…という流れでした。
記事の添削や、誤字脱字のチェックを誰かがするというのはほとんどありません。
「未経験のライターが書いた記事をそのまま公開しても大丈夫なのか…」という不安だらけです。
事業部内にお手本になるような文章を書けるライターさんや、検索上位を常に取っているアフィリエイターもいません。
見切り発車で業務をやらされて、結果が出なかったら止める。
例えば「○○という商品が他のサイトで売上が出てるから、〇〇の記事の2万文字書いてください!」
「いきなり2万文字も書くと、Googleに評価されないかもしれないから、1週間に4000文字ずつ加筆してください!」
という指示があって、1週間に4000文字ずつを3週間続けて、あとちょっとで2万文字だ!ってところで
「○○の2万文字計画、一旦ストップでお願いします※返信不要です」
というチャットが送られてきました。
「一旦ストップって、また再開するの?」「ストップする理由はなに?」「中途半端な記事はそのままでいいの?」
いろんな疑問が湧いてきましたが、返信不要とのことだったので、その件について説明があるかと思いきや音沙汰なし。
ほんとに何やったんや…今でもモヤモヤしてます。
売上もないのにアルバイトのライターを20名採用する
資金があったのか、絶対に売り上げが出るという確信があったのか、アルバイトのライターを一気に20名採用します。
学歴不問・未経験歓迎・最低賃金といえども、人件費は相当かかります。
人数も増えたので、新しいオフィスを借りました。
そのオフィスの家賃もかかりますね。
それだけライターを雇ったのに、1ヶ月の売上は10万いけばいいほう。
めちゃくちゃ赤字なんです。
素人目線の考えで申し訳ないんですが、
- 5人くらいのライターで黒字になるまでがんばる
- 少数のライターを一人前になるまで育てる
- 黒字になってきたらライターの数を少しずつ増やす
- ライターを増やした分の人件費を稼ぐために、黒字を目指す
- 増えたライターを育成する
そういう順番が自然な流れだということを、少し考えたらわかると思いますけど…
売上が出なかったので、急にライターを10名解雇する
このベンチャー企業で一番衝撃だったできごとが、一気にライターを10名解雇したことです。
「もう明日から出勤しなくていいですよ」と言われたそうです。(ぼくは解雇されませんでした)
アルバイトなので雇用契約を結びます。
例えば期間の定めあり、10月20日まで契約という書類にハンコを押します。
その日に契約を解除する場合は事前に言うのがビジネスマナーではないでしょうか?
ぼくが働いていた会社は、契約終了するその日の就業後に呼び出され「明日から出勤しなくていいです」というクビを宣告させられて、10名のライターが解雇されました。
「明日から無職」ってすごくショックだし、お世話になったライターさんへ直接お礼を言えなかったこと、お別れの言葉を言えなかったことが悔しい。
しかもせっかく仲良くなって、年齢も近いし、趣味の合う人や価値観の違う人と話せるってすごく楽しいなと教えてくれたのが、彼らでした。
会社のことが憎くて、許せなくて、人間を駒としか思ってない人たちだったんです。
上司の話によると契約終了日に経営陣の会議で決定したそうです。
そういう決定ってその日に下していいものなの?1人の人間の生活に関わることだから、前もって決めておいてライターさんへ知らせたほうがよくない?
労働基準法のルールではよしとされているかもしれませんが、人間としてやってはいけないことですよね。
残されたメンバーはどういうモチベーションで仕事をすればいいのか、そんな扱いをする会社の売上に貢献しなければいけないのか?
その時は本当に絶望が広がっていました。
でも事業部の寿命もあと3ヶ月ということも教えられて、仲のいいメンバーや尊敬するメンバーが残っていたので、ぼくはもうちょっと残ってやろうと思いました。
社員の離職率が異常に高い
入社して6ヶ月ほどしか経ってないのに、社員さんが知ってるだけでも8人は退社していきましたね。
退社した社員さんは表向きは「やりたかった仕事をするため」や「自分の可能性を見つけるため」という理由を建前として言っていました。
でも本音は給料安いし、やりがいもないし、居心地も悪かったんだと思います。
ぼくが所属していた事業部だけでも4人の社員さんが抜けて、その中の1人は上司のパワハラに耐えられなかったと言ってました。
そんなことしてるからずっとベンチャー止まりなんでしょうね。
高学歴の人しか採用しない(らしい)
国立大や有名私立大学の人しか新卒で採用しないらしいです。
個人の考え方などは無視して、大学名などの肩書だけで採用するところが成長できないベンチャーっぽいですね。
だから高学歴の方は注意しましょう。
- その会社は本当にあなたのことを見て採用してくれましたか?
- 大学名だけを見て採用していませんか?
会社を面接してやるぞ!という気持ちで就活してください。
世の中にはこんな会社もあるんです。簡単に信用したらダメ。本質を見抜きましょう。
ベンチャー企業に要注意!自分に合うか会社か見極めよう
ぼくはとりあえずライター歴1年という称号が欲しかったので、ちょっと不満はあっても1年我慢すれば良いんや!っていう気持ちで続けていました。
小さなストレスをずっと貯め続けるのはよくないですね…嫌いな会社へ出勤するのは本当に疲れました。
でもここまで続けてこられたのは、年齢が近いライターさんとの雑談が楽しかったり、個人でサイトを運営しているようなライターさんがいたりして、刺激をもらえたからだと思います!
会社には恵まれませんでしたが、周りの人達にはとても恵まれました。
職場の人っていう感じじゃなくて、友達感覚で接しちゃってます。
誰かとお昼ご飯に行くのも嫌だったぼくでしたが、ここで出会った人のおかげで誰かとお昼ご飯を食べるのも悪くないなと思いました。
次の会社も何かに恵まれた職場だといいな~…
最後までお読みいただきありがとうございました!